by mandala-2
リンク
Twitter
カテゴリ
全体 レッスンお申し込み プロフィール 要約ヨーガセラピー マンダラ著 ヨガ語録 ヨガ話 旧・ヨガ話 ヨガのポーズ 瞑想 月 マントラ&サンスクリット バンダ ヨガウェア&グッズ カルマヨガ 八枝則とチャクラ ヨガアサナ占い イベント スケジュール お知らせ FOOD お気に入りブログ
曼荼羅石見房 もろてん。 フッと立ち止まって ヨガと官足法で素敵生活 京都サロンCiel *フ... Look To This... 天使 石井真弓のブログ◎Ape... ヨギーニへの道 やっぱり 酒の肴 kayaizm 札幌 (... 天真爛漫生活 粉花* このはな hana.com ナチュロパスの目 by ... blessing Hill truth means ... 気まぐれヨガ&官足法だより イシヤマタイムス Ish... 記事ランキング
以前の記事
2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 08月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2011年 12月 2011年 05月 2011年 03月 2011年 02月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 03月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 検索
その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧
|
キリストは、「人はパンのみに生きるにあらず」と説いた。
ブッダは、不浄観にて、私達の本質は肉体でないと説いた。 それは、車輪のように輪廻し続け回るものだと説いた。 インド哲学においては、アートマン(自己の根本原理)とブラフマン(宇宙の根本原理)の一体化(梵我一如)によって輪廻の輪から外れることを目指そうと説いた。 これら全ては、全く違うようで実によく似ている。 そら、パンだけで生きてるんじゃないに決まってる。 ワインもあれば、スープもあって・・・。 などというしょうもない絡みをしたいのではない。 パン(身体の比喩)、ワイン(血の比喩)=肉体のみで動いているんではない、 Super naturalな部分、魂の存在を説いているのだ。 原始仏教的な瞑想法において、自身の肉体をじっと見て、見続け、 全ての感覚を感じれば、内臓や毛の一本一本の隅々まで観察することができる。 それら全てを感じた自分自身という客観的な自分を発見し、 自分は肉体のみならず、心と感覚を持った存在であるのだと悟る。 五感をはっきりと認識すれば、それを超えた第六の感覚があると知る。 それは、目に見えず、耳で聞こえず、鼻で匂えず、舌で味わえず、皮膚で感じられないものだ。 それらを超えた、これもまたSuper naturalな部分を説明しているのだ。 人というのは、自分で身をもってして始めて理解するものだと仏陀はよく知っていたので、なんでも自分で体験させるように促し、瞑想させたのだろう。 人は頭だけの判断に慣れきっていると、肉体を超えたものの存在を見落としがちだ。 見落とすというよりも、理解したくないと思う方が多い。特に自分の頭の中の常識以外は。 (唯物論的にもってすれば、心は脳の活動の一部であることでオチになってしまって話が続かないので、ここでは避ける。) 肉体は死滅しても輪廻は続いていく。ぐるぐると巡る。私達は不滅の実体なのだ、と。 誕生し、生きて、死ぬからこそ、また誕生する機会が巡り、 この肉体から違う肉体に、もしくは、また他の何かへと移行していく。 生まれ、とどまり、消えていく。創造・維持・破壊。シヴァ神の宇宙のダンスのように。 私たちは残念ながら留まれない。また留まりたければ、次に訪れる破壊と新たな誕生を経てからでなければやってこない。否応なく、どこぞかへの執着を手放させられるようになっている。 しかし、嘆かなくてもよい。それは遅かれ早かれ必ずやってくる。だから、待たなくてもいいし、振り返らなくてもいい。そんなことをしても無駄である。ただ、今を体験し、今を生きるのみ。 そうすれば、それはおのずとやってくるのである。 最大の恐怖は死への恐怖だといわれているけれど、死を受け入れれば、覚悟が出来、この生を精一杯生き抜くことができる。 肉体が朽ち果てていく事実を知れば、肉体の表面に執着することがない。 そして、肉体が「あなた」という尊い魂を入れている器であり神殿のようなものなのだと知れば、肉体を大切に扱うことができる。 今生きていることが有限で、その背景には無限が広がっている。 それこそが、アートマンとブラフマンである。 肉体を知れば、肉体を超えたところを垣間見ることが可能である。 限界は自分で作った幻想であるにすぎない。 だからこそ、自分で幻想を砕き、限られた枠から飛び超えていくこともまた可能である。 肉体を超えたところに辿り着きたいなら、まず肉体を使ってみることである。 『無知では道は開けない』のだから。
by mandala-2
| 2011-02-10 10:49
| マンダラ著
|
ファン申請 |
||